WB HOUSE 新築工事

外観

玄関を潜ると目に飛び込んでくる飾り棚と壁の装飾が印象的な今回の物件ですが、この壁の装飾はLIXILさんの【エコカラット】を使用しています。こちらもWBハウスですので、内壁の壁紙はコットンクロスを使用しており透湿効果の高いものになっておりますが、そこに嵌め込んだこのエコカラットは、本来、調湿効果と消臭効果を目的としたものです。使い方としては、トイレ・洗面脱衣室などによく使用されるものですが、質感の違ったものが一部施されることで一段と目を引くデザインになりました。このように、テクスチャーの違いを見せることで、飾りとして内壁に取り込むという利用も増えているようですね。掲載している写真でお分かり頂けると思いますが、この飾り壁の下には、WBハウスの特徴である、壁の内側の上昇気流。これを助ける【フロアヘルス】という部材が設置してあるのですが、こちらで採用したのはスマートタイプのフロアヘルスであるため、見た目にもスリムで目立たなくなりました。従来のものと比べると、約半分の幅しかありませんが、これだけスリムでも十分な働きをしてくれます。

こちらの案件のご要望として、2人でお住まいになるため、あまり行き来しなくてよいコンパクトにまとまったものというのがあったので、なるべく廊下を作らず、リビングから各部屋に行き来できるように設計しました。建坪としては約28坪の平屋建です。コンパクトというのは、狭いという風に受け止められがちですが、実際に生活に必要なものを必要なだけ残すという、賢い選択の一つだと私は考えています。こちらの洗面所には、取り外しが可能な室内干しの物干し設備【ホスクリーン】を採用しました。竿も伸び縮みするので、コンパクトでスマートな生活にはもってこいの商品ですね。WBハウスは、室内干しの乾きが違うとよく言われます。空気が循環するので、生乾きの臭いも発生しにくいようですね。目には見えないですが、『呼吸をする家』は伊達ではありません。

設計
sumika design
内装
sumica design
施工
工建設株式会社
工法
WB HOUSE