改修の難しさ

おはようございます。
いきなり、こんな写真を載せましたのでビックリされた方はごめんなさい。
この材木は、2階建て住宅の外に見せている通し柱の元口です(元口とは、木の根っこ側)。
切断する前は、まさかここまで根元が腐食しているとは思いもよりませんでした。

改修工事の難しいところは、『やってみないと本質が分からない』ということです。
この柱も切断してみないとホントの劣化状況は分かりませんでした。
私たちは経験を積みながら、お客様から相談されたときに推測を交えて応えないといけません。

でも、時には応えた内容と違ったり、正反対の結果だったりします。そのときに、ちゃんと謝ることができるか、失敗を認めることができるかが大切です。

この工事も1年ほど前から相談されてましたので、お客様にお待たせしたことに対して謝りました。だって、こんなに腐食しているのに待たせてしまったので。
反省したところです。そして、『改修の難しさ』をまた1つ経験できました。
おもしろい材料 part2
以前のブログでホワイトボードシートのご紹介をしました。
今回は、「おもしろい材料 part2」と題して、マグネットシートのご案内です。

一見、普通のクロスが貼られた壁になぜ水性ペンがくっついてるのか?
と不思議な感覚に陥るかと思います。笑
実は、クロスを貼る前に、マグネットシートという材料を先に貼っているからです。クロスよりも厚みが少しありますが、マグネットシートの上からクロスを貼っても、ほとんど凹凸は目立ちません。その分、クロス業者さんのパテ処理が増え、手間はかかります。
しかし、マグネットが貼れるようにすることで、画鋲や押しピンで壁に穴をあける必要がなくなります。例えば、子供の運動会の予定表を貼ったり、地区の連絡網を貼ったりと目につく場所に大切な書類を貼ることができます。
Nさま邸では、リビングの壁と旦那さんの書斎の壁にこのマグネットシートを使いました。ぜひ、おススメです。
大工育成プロジェクト【連載③】
私は工建設株式会社の代表取締役であることは確かですが、大工ではありません。
経営者であり、現場監督です。
しかし、大工という職人の仕事をすべて理解することは難しいかもしれませんが、理解する努力をするべきだと考えています。
極端に言うと大工さんが居なければ、家を建てることはできません。
私が所属している一般社団法人宮崎県建築業協会で、今年も国の大工育成に関する補助事業に申請して『ひむか大工塾』を開講しています。

私は、さきほど記したように大工ではありません。でも講師として参加しています。
当然ですが、教えられることはごく僅かです。私がなぜこの大工塾に参加しているのか。
それは、①大工の育成に本気で取り組まないと建築業の未来はないと考えているから②大工塾に参加し、少しでも大工という仕事や技を学びたいからです。

私も生徒に混じって、訓練校の田中先生に教えてもらいながら現寸図を描きました。
1級大工技能士や2級大工技能士は、出された課題に対して現寸図を描き、材料をこしらえ、墨つけ、刻み、組立までを5時間半で終わらせないといけません。この現寸図は2級の課題です。
やってみた感想は、『とにかく難しい』でした。大工になること、技能士を習得することは容易いことではありません。
どの仕事もそうですが、私はこの仕事をもっと知り、勉強して、より成長したいとあらためて思いました。
仕事をしながら大工塾に参加することは簡単ではありませんが、自分への挑戦を会社としての成長をこれからも求めていきます。
洋風のL字型平屋建て WB HOUSE 【連載②】
今年は、近年の中では台風被害による対応も少なく、おかげさまで新築の現場施工が順調に進んでおります。

大工さんは晴れ間が続いているので、外壁の窯業系サイディング張りを行っています。
今回は、洋風の外観にピッタリなケイミューさんのナチュラルレンガという柄でホワイト色をお客様が選ばれました。瓦は、洋瓦のアンティークブラウン色、サッシはYKKapさんの商品でホワイト色です。

北面から見るとだいぶ全景が分かりやすいでしょうか。可愛らしい外観に仕上がりそうで完成が楽しみです。暑い中、頭を使い、汗を流しながら作業してくれている社員大工さんたちには感謝の気持ちで一杯です。
内部もWBHOUSEの肝である断熱材の充填施工も完了しております。

この断熱材施工は、主に雨の日に、外部の仕事ができない時に施工をしてくれました。これだけの仕事ですが、合わせて4~5日ほどで壁と屋根の断熱材施工を終わらせてくれたと思います。社員大工さんも断熱材入れの施工効率があがり、どんどんスピードアップしています。
明日は、こちらの現場でお客様とアイランドキッチンの配置場所についてや天井高さの確認をするために打合せを行います。内部もどんどん様変わりしていきますよぉ~。
新たな出会い
今週は月曜日から水曜日までの3日間、西都市にある県立産業技術専門校から、大工を目指している生徒さんが1名体験に来てくれました。
分からないことなどを積極的に質問してきたり、取り組む姿勢も素晴らしい生徒さんでした。これから、この新しい出会いを真摯に受け止め、弊社で働いてもらうことを前向きに検討したいと思います。
全国的にも職人不足は危機的状況で、そんな中、大工になりたいと考えてくれている人材は大変貴重な存在です。
Hくん、また連絡しますので、少し時間を下さいね。弊社に体験に来てくれて有難うございました。
さて、今日は、住宅の新築をご依頼されているOさまご夫婦と午前中にクリナップのショールームへ行き、午後からは建物の外部や内部の仕様について細かく打合せをしました。

クリナップのショールームでは、システムキッチンの形、色、組み合わせを見ていただき、有意義な打合せができました。
Oさま、お時間をとっていただき、有難うございました。これから、急ピッチで見積を仕上げるべく努力して参ります。今後ともよろしくお願い致します。
愛着のあるキッチンとお別れ
8月の盆明けから、高鍋町でキッチンとトイレのリフォーム工事をさせていただきました。
お客様が凄く綺麗に使われていたキッチン。
「愛着もあるし、まだ使えるんだけど、思い切って今のキッチンやトイレとお別れしますわ」と決断され、一緒にタカラスタンダードとTOTOのショールームへ行き、新しいシステムキッチンと便器を選びました。
なるべくお金をかけずに、本当に必要だと思うところにお金をかけたいとのご要望だったので、右上の吊り戸棚は残して、換気扇とキッチンの下台をリニューアルすることになりました。

前のキッチンはタカラの置き型タイプだったので、扉もすべて開き扉でしたが、新しくしたシステムキッチンは引出しで、食器洗乾燥機も設置しました。
また、換気扇は、お掃除のしにくいプロペラの壁付け換気扇にフードカバーを取り付けていただけだったので、思い切ってレンジフードへと取替えました。
あと、壁に貼ってあったタイルの上からホーロー製のキッチンパネルを貼り、お掃除の手間を軽減できたのも大きなポイントでした。

次に、トイレ。
床にはCFシートが張ってありましたが、下地のコンパネが湿気で柔らかくなっており、上に載るとフワフワした少し危ない状態でした。
トイレもなるべくお金をかけずに、必要な部分だけリニューアル。

床材は、下地まで剥がしてすべて遣り替え、新しくフロアタイルを貼りました。トイレの便器はTOTOのピュアレストEXに取り替え、既存の手洗い器は掃除をして、そのまま利用。壁のクロスも腰から下だけ痛んでいたので、窓の下端から下にタフウォールというパネルを貼り、綺麗に仕上げました。
あと、ちょっと照明も古く暗かったので、LED照明への取替えも行いました。

家は住んでいく中で、どこかしら劣化したり、故障したりしてきます。お客様が一生懸命働いて稼いだお金を使ってリフォームの代金に充てることは大きな決断です。そこに、私たち工務店がどうお役に立てるのか。一生の課題だと思います。
「おかげで立派になったわ!ありがとねっ!」この一言がいただけたことが何よりの手土産でした。Mさま、リフォームのお仕事をご依頼いただき、誠にありがとうございました。
洋風のL字型平屋建て WB HOUSE 【連載①】
先週の台風10号は猛烈で非常に勢力の大きな台風だと、気象庁やマスコミが連日報道してくれたおかげで、お客様も早めの避難を実施した方が多くいらっしゃいました。
思っていたよりもと記すと語弊がありますが、弊社の近辺では大きな被害も出ず、バタバタと対応に追われることも少なかったように思います。
今後、10月末までは台風の発生が予想されますので、皆さんも引き続き、気を抜かずに準備を怠らないでくださいね。
さて、7月末から、新しい新築住宅の建築に着手しております。
題して「洋風のL字型平屋建て WB HOUSE 」です。
今回のお施主さまであるIさまご家族は、4年ほど前からマイホームを計画されており、弊社の完成見学会にも何度も足を運んで下さっていました。
随分とお待たせすることになり、申し訳ありませんでした。
基礎工事が8月の盆明けに完了し、月末から大工工事に入りまして、9月3日、4日の2日間で棟上げを実施しました。

台風9号と10号の狭間でしたので、非常にいろいろな判断が難しかったのですがこの2日間は見事な晴れ間で、順調に作業が進み、ホッとしました。

Iさまご家族が、10時と15時のお茶菓子や12時のお弁当まで用意して下さり、我々としては至れり尽くせり!きめ細やかなご配慮、本当に有難うございました!

11月末の完成、12月上旬のお引渡しを目指して、現場での怪我がないよう精一杯努めて参ります。
Iさま、今後とも宜しくお願い致します。
子供が喜んでくれる仕事
弊社では、この3カ月の間に、昨年から勤めてくれていた新人大工2名が退社してしまいました。
それぞれ色々な事情があり、退社することになりましたが、会社としては打撃も大きく淋しい想いをしております。
しかし、下を向いている時間はありません。これからまた新たな出会いを求めて動いていきたいと思います。
話は変わりますが、いよいよ台風シーズンの到来ですね。
台風9号、10号と立て続けに宮崎にも影響が出そうな進路予想となっています。弊社では、今週の3日(木)と4日(金)にWB HOUSE の新築住宅の棟上げを予定しております。また限られた社員の人数ですので、台風での被害が発生した場合には対応が遅くなる可能性があります。あらかじめ、ご了解ください。
甚大な被害がでないことを願うばかりです。
さて、今日はNさま邸で大西棟梁が造作した子供室のベットスペースのご紹介です。

Nさまの子供さんには、大変喜んでいただきました。
その喜んだ笑顔や表情を見るだけで、私たちは「造って良かった!」と達成感を味わうことができます。
これから子供さんが成長していく中で、このベットスペースがどう使われていくのか本当に楽しみですし、子供さんにも喜んでもらえる仕事ができて本当に幸せでした。
おもしろい材料
今回も、7月にお引渡ししたNさま邸の施工実績から「おもしろい材料」のご紹介をしたいと思います。
「書けます!」と文字化してありますが、ホワイトボードシートという材料で、実際に壁紙としてメーカーさんが販売されている商品です。
子供というのは、何をするか分からないのが子供ですよね。
子供さんたちがストレスなく水性のペンで落書きができる壁を設けました。これの商品は知り合いの工務店さんから教えてもらって、Nさまに提案した形です。
この壁は、対面式キッチンの腰壁になります。子供さんたちが床に座ってもしくは立ちながら好き放題に絵を描いたり、文字を書いたりする楽しい姿を想像しながら施工しました!
こんな「おもしろい材料」も採用してみては如何でしょうか。