白蟻さんの襲来
これまで数回リフォーム工事をさせていただいたお客様から『多田さん、白蟻が現れたわ!』と連絡があり、白蟻業者さんと調査に行ってきました。
東側の縁側が広めに確保されており、洗濯物を干したり、日向ぼっこしながら読書をしたりするスペースなんですが、ウォールナット系のフローリングに白い筋や穴があるのが分かりますか?
これが、白蟻さんが食した形跡です。
こちらの住宅は築年数も長く、道路よりも敷地が下がっているため、床下に湿気が籠りやすい環境になっています。
しかも、基礎の底盤がコンクリートではなく、土が敷かれており、床下の空間も低いため白蟻さんが好む状況が発生していました。
白蟻駆除の見積をお客様に提出し、8月上旬に工事をさせてもらうことになりました。
そろそろ梅雨があけ、暑くなってくると『白蟻さんの襲来』が加速します。
皆さんもお気つけくださいね。
家に住んでいて梅雨時期に困る存在
数年前に、WB HOUSE で家を建てさせてもらったお客様から、ある問い合わせがありました。
ちょうど、梅雨時期だったような気がします。
家に住んでいて、家族と生活していて、人が不快に思う存在って何だと思いますか?
そのお客様からの問い合わせは、「カビが発生してる」という内容でした。
カビが発生したのは、ウォークインクローゼットに収納してある旦那さんの革ジャンでした。
旦那さんも奥さんも仕事をされていて、日曜日ぐらいしか、ゆっくり過ごせない。
なので、普段、ほとんどウォークインクローゼットの換気をされておらず、外部の窓も、部屋に入る扉も締め切った状態でした。
いくら、呼吸する家であるWB HOUSE であっても、梅雨時期の高すぎる湿気をすべて自然に透湿することはできません。
そこで、ウォークインクローゼットに強制的に換気するための機械換気を取付けました。
この梅雨時期に限らず、カビ臭さや緑色に発生したカビの見た目って誰でも不快に思いますよね。
この梅雨時期だからこそ、少ない晴れ間が生じた際には、ぜひ、窓をあけて、内部の扉をすべて開口して、自然の風を洋服や人にあててください。
自然の換気が一番のカビ対策になります。
畳の違いとは
まず、全国的に大雨が降っており、土砂災害や河川の氾濫による水害により命を落とされた方に対し、お悔やみ申し上げます。
また、いまも不安な中、避難所で生活されている方や家屋の片づけに追われている方に対しての報道を見ていても「私たちに何かできないのか」と悔しい思いでいます。
線状降水帯というワードを良く耳にしますが、台風のように、ある程度、しっかりとした進路予想ができるものではなく、梅雨前線と高気圧の接近により発生するものなので、突発的に大雨が降り、避難が遅れてしまう傾向があると報道で学びました。「早めの避難、そして命を守る」ことが大切ですね。
昨年の暖冬の影響で、雪が降らなかった分、今年は雨が多く降りますよ。と教えてくださった方がいます。まさに、その通りになってしまっています。自然災害は恐ろしいですね。
私たちも他人事ではありません。弊社のお客様や営業範囲内でも水害や土砂災害が発生する危険性は今後も十分にあり得ます。しっかりとした「備え」をし、その時がきたら、対応できるようにしていきたいと思います。
さて、今日は「畳」について書こうと思います。
昔から、天然のい草はよく使われています。あのい草のニオイはマイナスイオンが出てるのではないかと連想させるほど、落ち着きますよね。やはり、畳で横になると癒されます。
しかし、近年では、畳も進化してきました。
こちらが大建というメーカーの「ここち和座(わざ)」という樹脂畳の商品です。
和紙を加工、樹脂でコーティングしてから交互に編み込み畳として商品化されています。
特徴としては、
い草の畳:カビが生え、ダニも発生しやすい。水滴がすぐに染み込み、拭いても跡が残る。表面が削れて、ささくれやすい。天然素材のため、茶色く変色する
樹脂の畳:カビの発生はごくわずか。水滴が染み込みにくく、跡が残らない。ほとんど傷がつかず、美しさを保つ。変色がほとんどしない。
といった特徴の違いがあります。
写真のように、並べ方を替えることで、畳の目の方向が違うため、市松模様のように変化させることもできます。サイズは、半畳サイズと一帖サイズを造ることが可能です。
いまは、13mm程度の薄い敷き込みタイプの畳もありますが、やはり硬いため、最低でも30~58mm程度の厚さを持たせることをおススメします。
樹脂畳は、一般のい草のように縁(へり)を廻さずに、縁なしで加工することができます。
い草と違い、生地が軟らかいため、角を折り曲げることが可能だからです。
これから、盆休みにむけて、畳の造り替えや表替えも増えてきます。皆さんも参考にされてみては如何でしょうか。