建設業界における新型コロナウイルスによる影響とは
日本も47都道府県に緊急事態宣言を発令し、三密を避け、ステイホームするよう毎日のように報道がなされています。
建設業界でも、中国で生産している商品が日本に入ってこず、現場に納められない状態が発生しています。
少しずつ、改善されつつありますが、ウォシュレットやIHコンロ、食器洗乾燥機など、純粋なメイドインジャパン製でない商品がこんなにあったのか!と驚きを隠せないのが現状です。
もっと、日本製にこだわって、中国に頼らずにできないのか・・・
しかし、ネックになるのが、コスト面です。
日本と中国とでは、人件費が違います。人の数も違います。
これからも、日本は中国ならびに海外と上手にお付き合いしていかなければ、この建設業界も成り立たないのだろうと痛感しているところです。
いま、私たちに何ができるのか。それは、「準備」だと思います。
皆さんは、朝顔をご存じですか?
むかし、朝顔の花を早く咲かせようと思い、実験的にずっと光を当て続けた方が過去に居たそうです。結果はどうなったのか。朝顔は枯れてしまいました。
「朝顔が花を咲かせるためには、朝の光に当たる前に、夜の冷気と闇に包まれる時を必要とする。人にもそのようなそのような時期がある。」
と何かの本に書いてありました。
つまり、いまは経済も建設業界も夜の冷気と闇に包まれていると考えようと私は思います。いまは、必要な時間なんだと。この時だからことできることを自分なりに探して、朝の光に当たる日までじっと準備をしながら、耐えていきたいと思います。
新型コロナウイルスの影響で大変な想いをされている方が日本中、世界中にたくさんいらっしゃいます。
少しでも早く感染拡大が終息し、一人でも多くの命が助かりますように。
夢のある仕事のお手伝い
今日は『いちごの観光農園を作りたい』と2年前に相談があり、いまその夢のある仕事のお手伝いをさせてもらっている同級生の若松くんについて書きます。
土地の造成や整備を昨年の年末からさせてもらい、ハウス業者さんが定植ハウスと園芸ハウスを建設され、いま弊社で鉄骨の作業場を建設中です。
建設しているのは川南町のトロントロン商店街よりも、だいぶ東側でして、香川ランチと川南駅のちょうど中間辺りに立地しています。いちご狩りができる観光農園の立ち上げを目指している若松くんは、個人事業者として会社を立ち上げ頑張っています。
その夢を形にするために、お手伝いができることはこの上無い喜びです。
作業場の完成まで誠心誠意、きれいな施工を心がけ、喜んでもらえるよう頑張ります。
どんな観光農園が完成するのか、皆さんもお楽しみに。
最後に、宮崎県外の東京や大阪で居酒屋を経営したり、個人事業主として頑張っている同級生のみんな。ほんとに、しんどい時期だと思いますが、こうやって頑張っている同級生も居ますので、少しでも力に代えて、この苦難を乗りきって下さい。
親方から弟子へ part2
何度かブログで紹介している、弊社の新人大工さん2人。
新築の棟上げ後に、1日だけ雨で現場作業ができない日がありました。
そこで!親方から弟子へ技術を教えてもらうべく、急遽、作業場で訓練をすることに。
墨の付け方&はじき方、手のこの引き方、差し金の使い方、柱のホゾ穴の加工の仕方などを教えながら、作業場の架台(うま)を2人にそれぞれ1台ずつ作ってもらいました。
新人の安藤くん。毎日教わったことをメモしながら、大工技能士を目指して、日々努力してくれています。負けん気が強く、熱心な姿勢は将来性を感じる原石です。
新人の倉野くん。手先も言葉使いも、決して器用な方ではありませんが、はまったときの集中力は素晴らしいものがあります。他人に対しての思いやりもあり、気遣いのできる男です。
この2人は、弊社に勤めて半年が経ちました。4月から現場での仕事と併合して赤江にある宮崎高等技術専門校(訓練校)に2年間通ってもらいます。彼らに4月1日に私から、
『これからの2年間、さらに自分に厳しくすること。人としても大工としても変化し成長できるかどうかは、自分次第です。』
と伝えました。まずは、2級建築大工技能士取得を目指し、これからも頑張ってもらいたいですし、会社も彼たち2人を全力でサポートしていきます。