台風8号の爪痕

現場のつぶやき

盆休み前の8月6日でしたか、台風8号が宮崎県に直撃しました。

これは、風圧でガラスが割れてしまい、93歳のおばあちゃんから「2階に上がれないし、掃除できないから来て欲しい」と連絡を受け、対応にあたったお宅です。

台風の激しさを物語っています。

昨年の台風24号による住宅や車庫などの修繕がやっと終わったのに、今度は台風8号による修繕対応に追われています。

弊社のお客様から、もしくは新規のお客様から「来て欲しい、見積して欲しい」と電話をいただきます。頼りにされていることは非常に有難いことです。

しかし、対応しきれていない自分がいます。時間はかかりますが、しっかりと対応させていただきますので、お待ちいただければと思います。

一番被害の大きかった現場がこちらですね。木造の車庫が基礎ごと風で持ち上げられていました。廻りに隣家も少なく風の抜ける場所だったことや材木の根元もだいぶ腐ってきていた経年劣化も重なり、台風に飛ばされてしまったようです。

また、台風でいつもは経験しない風が雨を吹き込ませ、劣化している2階のバルコニーの防水層から1階の居室に雨漏りを発生させた現場も2件ありました。

普段であれば、慌てないのかもしれませんが、一度雨漏りすると水の通り道ができてしまい、なかなか雨漏りは止まりません。こちらは、防水を遣り替えることになりました。

こちらは、車庫の屋根が飛ばされた現場です。

牛舎などの屋根や壁にも使用される「畜波」という材料です。値段が安いわりに丈夫で、一般のお客様からも重宝されていますが、さすがに今回の台風には勝てなかったようです。車庫なのですが、1面しか壁が張られてないので、下から吹き上げた風により畜波も破れてしまったのだと思います。

瓦の被害もありました。このように棟の近くが今回も結構浮いていたり、飛ばされたりしてしました。下から吹き上げた風が棟にぶつかることで、手前の平瓦が被害にあってしまうケースは多く見られます。

カーポートの屋根が飛散した現場もありました。

風の向き、立地条件などが重なると飛ばされてしまうんですね。まだ、新しい分、申し訳なさでいっぱいです。

盆前から昨日までの間に、弊社で直せる現場は対応しましたし、瓦業者でないと直せないとかサッシ業者でないと直せない場所は、応急処置をした上で業者さんに修理を依頼してあります。お待ちのお客様にはご不便をおかけしますが、もうしばらく時間を下さい。一軒ずつ、確実に対応していきます。宜しくお願い致します。

これからが本格的な台風シーズンです。皆様もお気をつけください。