工だより-家と人と技と日々

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2017年10月24日未分類

一軒家の外壁のメンテナンスサイクルについて

おはようございます。

久々の更新になってしまいました。

そもそも窯業系サイディングという言語を調べてみると・・・


 

窯業系(ようぎょうけい)サイディングはモルタルと同じく主原料はセメントなので火に強く、工場生産なので寒冷地域でも通年工事が可能になり、工事にかかる期間も大幅に短縮できます。

サイディングには窯業系(ようぎょうけい)の他にも、金属系サイディング、樹脂系サイディングなどがあります。もちろん木製のサイディングも他の建材と組み合せることで防火性能を確保することで、多くはありませんが生き残っています。

現在は、戸建て住宅の外壁の7割以上に窯業系サイディングが使われています。つまり、サイディングといえば窯業系サイディングを指すといっても過言ではありません。


 

という結果でした。

つまり、戦前は木製の羽目板などがサイディングとして外壁に張られていましたが、戦後の不燃化ブームにより、モルタル外壁が主流となり、高度経済成長期にたくさんの家が建ちました。しかし、寒冷地ではモルタルの渇きが遅かったり、モルタルは一度クラックが入ってしまうとそこから雨水が侵入し白蟻被害にあったり、とデメリットが多く出てきてしましったのです。そこで開発されたのが、セメントを固め様々な柄を可能にした窯業系サイディングという訳です。

窯業系サイディングのデメリットとしては、決まった製品の中から色が柄を選ばないといけないこと。

 

 

都農町の河野様ご夫婦も最後の最後まで悩むに悩まれまして、最終的にはニチハというメーカーのストライプ柄でネイビー色を選択されました。先週まで10日間ほど雨が続いたため、ようやく昨日から外壁を張り始めました。お客さんは、なんで悩んだのか。それは、色です。お客さんが求めている「ネイビー色」がメーカーの商品の中になかったため、無塗装サイディングを張って塗装するかどうかの検討もしました。

外壁サイディングは、グレードによって、メンテナンススパンが違ってきます。実際に今回使用した厚み14mmのサイディングは、約10年前後で塗り替えが必要になります。新築段階で16mmや15mmの厚みがあり塗装のグレードが高い商品を選ぶとメンテナンス(塗り替え)までの期間が20~30年と言われますが、最初の初期投資が高くなってしまいます。その点もお客さんと話していかなければなりません。

ニチハのメンテナンス資料はこちらです ⇒ http://www.nichiha.co.jp/wall/maintenance/yogyo.html#mente04

 

また、外壁には、施工する上であと2つ対策が必要です。

まず、1つ目は、通気層を確保すること。

通気層って?となりますが、宮崎のような夏暑い地域では、太陽による焼け入れ(熱の侵入)が懸念されます。そこで、サイディングと構造材の間に空気の通り道を設け、なるべく熱が室内に入ってこないような対策をすることが義務付けられています。今回は、サイディングを縦張りしてますので、外部胴縁という下地材を横に打っています。基準で定められているのは、胴縁を約1.9m間隔で30mmずつ離すこと。開口部廻りも同じく30mmの通気層を確保することです。

 

このように外壁のコーナー部分も通気層を確保します。

開口部廻りも同様です。しかも、土台から1mの高さまでは下地材に白蟻材を塗ることも決められています。

もう1つのポイントは、防水対策をすることです。

上の写真にある白い紙は、透湿防水シートといって、万が一、外壁サイディングの劣化や開口部廻りのコーキングの劣化などにより雨水が入ってきても、室内に入らないように張るシートになっています。このシートは下から張っていき、2列目、3列目・・・と上に重ねながらちゃんと水が下に落ちていくように張らないといけません。また、開口部廻りには防水テープというゴム製のテープを張り、雨水の侵入を防ぐ対策を講じています。

 

外壁サイディングについて、そして外壁の下地について今回は投稿しました。皆さんもぜひ、外観だけではく家の内面も気にしながら、家造りについて考えてみてください。

 

オーナーズインタビュー vol.1